toshimitsuNonki’s blog

思ったことをひたすらずーーーっとひとりごと😊

秘境の相撲部屋🍚

私と妹は少食で体重は45㎏もない。息子は163cm43㎏のガリガリ君なのだ。

なのに…実家に帰り、家の中に入ると大量の食事が用意されていて、まるで相撲部屋の新年会のようだった。広いテーブルに大量の肉だんご鍋、大量のわかめごはんおにぎり、大量のサラダ、大量のトンカツ、大量のフルーツ、大量の煮豆、大量の肉豆腐、大量のデザートなど…お菓子もジュースもビールも、とにかくすべて大量!!他に親せきの人でも来るんだろうと思っていたけど父と母、私と息子と妹の5人だけだった…母は待っていましたとばかりに私達のお皿に取り分けてくれて食事会は始まったのだが車の中で吐きそうだった私は全然食べれなかった…母は食べろ食べろ!と何回も言い「もっと食べて!なんで食べないの!?」としつこく言うのだけど、私と妹と息子は相撲取りではない!💢何度も言うけど私達は痩せていて食べれない💢母は知っているはずなのにこんなに大量の食事を作って、どういうつもりなんだろうか??私は頭痛を吹き飛ばすためにキンキンに冷えたビールばかり飲んでいた…

母はとにかくよくしゃべっていた。よくもまぁそんなに話題があるもんだ…妹はしゃべりまくる母に圧倒され口を半分開いたままじーっと母の口ばかり見ていた。よく食べ、よくしゃべり、よく動いていた。

夕方、外に出ると懐かしい冬の冷たい空気が気持ち良く感じた。この秘境で子供の頃を家族と過ごし季節を感じながら遊ぶのは本当に毎日毎日が楽しかった。春にも夏にも秋にも冬にもどの季節にも田舎の良さが詰まっていて季節の香りがある。いい思い出しかない。景色も山の形も全然変わらず、道の向こうから友達が「おーい!おーい!遊びに行こう!」と走って来るような気がする。あちこちに梅の花が咲いていて、こんなにたくさんの梅の木があったことを初めて知った。秘境全体が梅の花に埋もれているようでうっすら白くふわっといい香りがした。

帰りはまた父の車に乗り秘境のクネクネ道を下って来た。家でほとんどしゃべらなかった父がまたしゃべり始めた。あれだけ母がしゃべれば他の人はしゃべれない…私達もほとんどしゃべってない…母はきっと私達4人のことを無口な家族だと思っているにちがいない…無口ではない。しゃべる隙がないのだ…ちなみに私は友人達の間ではわりとおしゃべりな方だ。

秘境の実家、もうしばらくは行きたくないけど、本当にいい所。どこでもドアがあったら毎日行っているだろう。今も行きたい。いつかまたあの秘境に住みたい。住める日が来たらいいなぁ~って思う今日この頃だ。