toshimitsuNonki’s blog

思ったことをひたすらずーーーっとひとりごと😊

またレッスン🎹🎶

今週のお題「練習していること」

また息子をピアノのレッスンに連れ行った。最後の5分ぐらいレッスンを見ていたけど今日もおもしろかった!「もっと指を鍵盤に近づけて!指を上げすぎないで〰️!!流れるようにスーーっとスーーっと!」と言いながら息子の服の袖をスーーっと引っぱる先生…引っぱっておられる方にスーーっと弾いてほしいんだな…と、ピアノが弾けない私でもわかった。息子は今日もベートーベンの沼の中だった…

先生のレッスンを受けるようになってずいぶん経つ。息子が小さかった頃、ピアノでもやらせようかなぁ〜と電話帳のピアノ教室のところをペラペラめくってあいうえお順に電話してたらこの先生に当たった…先生は今と同じ明るい声で「すぐに連れて来て!」と言われレッスンが始まった。たぶん長く続かないだろうし上手くもならないと思ったのでのんびり楽しくレッスンしてもらえたらそれで十分と考えていた…が、先生は全然違った…

先生は何もわからない息子に粘り強く粘り強くピアノの基礎を叩き込み始められた。「先生、上手くならなくていいんです。キラキラ星やらチューリップなんか弾けたらそれでいいんです!たまに先生が弾かれるピアノの曲を聴かせてあげてください!それだけで十分ですから!」と言ったけど先生は自分のやり方を貫き私の言うことは聞いてくださらなかった。最初の一年間、息子はレッスンの最後の5分だけしかピアノに触らせてもらえなかった。あとの時間はずっと楽譜を見ながら太鼓をたたいていた。息子は太鼓がめちゃくちゃ上手かった!楽譜どおりにたたくので先生はすごいすごい!と大喜びだった。私も「こんなに小さいのにこんなことできるんだ!すごい!!でもピアノ教室に通わせたのにこれじゃあ太鼓教室じゃないか💢太鼓が上手くなってどうするのよ💢太鼓のためにお月謝払ってるんじゃないんだけど💢」と思っていた。息子はよそ見をしながら楽しそうに太鼓をたたいていた。「本当にこれでいいのか…??」と思っていた。その頃の先生はよく「右手と左手を別々に動かせないとピアノは弾けないのよ〜」と言っておられた。そりゃそうだ!

そして、しばらくして先生は私に「おかあさ〜ん、もう付いていなくていいわよ~送って来たら帰って〜1時間経ったら迎えに来て〜」と言われた…どうやら私が邪魔らしい💢おとなしく言うことを聞いた…

レッスンを始めて一年以上過ぎてから少しずつピアノを弾かせてもらえるようになった。息子は簡単なピアノの教本みたいなのは練習していたけど多くの人が習うバイエルとかは全然やらなくて好きな曲だけを好きなだけ弾いていた。曲の幅が広くてジブリやら日本のポップス、タンゴやクラッシックなど何にでも挑戦していた。とくに葉加瀬太郎の曲は大好きでいろんな曲がどんどん弾けるようになることが楽しくて楽しくてしかたない様子だった。いろんな発表会にも挑戦させてくださって失敗しても「大丈夫!大丈夫!ステージに立つなんてのは場数よ!場数!場数踏んだら誰にだってできるのよ!!」と言われていた😁もう、ただひたすら前向きな先生だった。今も前向き。前向きってひとことで片付けることができないくらいだ。

私は先生の息子に対する接し方が大好きだ。先生は消極的なことは一切言われない。小さなことでも褒める。小さい時からずっと褒められ続けている息子はどんな気持ちでいるんだろう…………

息子は今日もピアノの練習を続ける。